私たちの研究について
About

着る人に、環境にやさしい
「卵殻膜」から生まれた新素材 ovoveil
わずか21日で生命を形づくる命のカプセル、タマゴ。
タマゴには、きっと、たくさんの不思議なチカラが詰まっている。
その不思議なチカラは人々にとって役立つチカラに違いない。
私たちは、この謎を解き明かすために、
日々研究にチカラを注いでいます
こうした研究から生まれた新素材
着る人に、環境にやさしい「卵殻膜」から生まれた新素材 ovoveil


開発者の想い

“タマゴから繊維は作れるのか”という問いから始まった10年の探究
ovoveilは、私たちのタマゴの生命科学研究から生まれました。
ヒヨコを守る生体防御膜である卵殻膜の機能に着目し、「タマゴから繊維が出来るのでは?」という想いから研究を始めました。“卵殻膜のタンパク質分子量の制御”、更に“タンパク質を繊維に加工する方法”の開発で様々な試行錯誤を重ね、着想から約10年をかけて、卵殻膜(タンパク質)とレーヨン(セルロース)を複合させた繊維素材の開発に成功しました。
タマゴの生命科学研究から生まれた繊維素材ovoveilが、これからの未来を担う繊維として世の中に広がってくれることを願っています!
開発部 次長 博士(理学) 古賀 啓太

卵殻膜とは
卵殻膜は、自然が持つ多機能な生体防御膜であり、
外敵や環境から卵を守る重要な構造です。
この膜は卵の殻の内側にあるごく薄い層で、主にタンパク質から成り、細菌や異物の侵入を防ぎながら内部環境を保ちます。
また、水分や酸素の透過を調整し、胚の成長を支えています。